クレジットカードの支払いで給料が残らない…。
毎月のように今月も赤字だ…とため息をついてしまう人、多いのではないでしょうか。
実は、私も以前はそうでした。クレカの支払いで毎月お給料がほとんど消えてしまい、どうしてこんなにお金がないんだろう。と悩んでいました。そんな私がクレカ沼を脱出できたきっかけは、まず自分の収入に見合った支出を把握することでした。
これはクレカ沼脱出の基本中の基本現状を正しく知ることが、すべての第一歩です。
家計簿を書く目的は節約ではなく見える化すること
家計簿=節約のためと思いがちですが、本当の目的は自分が何にいくら使っているのかを把握することです。使いすぎを反省するためではなく、お金の流れを見える化するためのツールだと思って始めましょう。
これをしないまま、節約しよう!クレカを減らそう!と頑張っても、どこをどう改善すればいいのか分からず、途中で行き詰まってしまうこともあります。

まずは固定費を見直して手元に現金を残す
現状が見えてきたら、次は固定費の見直しです。
スマホ代・保険料・サブスクなど、毎月必ず出ていくお金を一度リセットしてみましょう。
固定費が下がれば、毎月少しずつでも現金が手元に残るようになります。
そして、この残った現金を積み重ねていくことが、クレカ沼脱出の鍵になります。
家族構成別・固定費バランスの目安
家計の支出バランスは、家族の人数によっても大きく変わります。
まずは平均的な割合を目安にして、自分の家計がどの項目に偏っているかをチェックしてみましょう。
※以下表の数字はあくまで理想の割合です。
3人家族(手取り30万円)の理想的な固定費バランス
| 項目 | 理想割合 | 金額の目安 |
|---|---|---|
| 住居費(家賃・住宅ローン) | 25〜30% | 7.5〜9万円 |
| 光熱費(水道・電気・ガス) | 5〜7% | 1.5〜2.1万円 |
| 通信費(スマホ・ネット) | 3〜5% | 0.9〜1.5万円 |
| 保険料(生命・医療など) | 5〜8% | 1.5〜2.4万円 |
| 食費 | 15〜20% | 4.5〜6万円 |
| 日用品・雑費 | 5%前後 | 1.5万円 |
| 教育・子ども費 | 5〜10% | 1.5〜3万円 |
| 貯金・予備費 | 10〜15% | 3〜4.5万円 |
4人家族(手取り30万円)の理想的な固定費バランス
| 項目 | 理想割合 | 金額の目安 |
|---|---|---|
| 住居費(家賃・住宅ローン) | 25〜28% | 7.5〜8.4万円 |
| 光熱費(水道・電気・ガス) | 6〜8% | 1.8〜2.4万円 |
| 通信費(スマホ・ネット) | 4〜6% | 1.2〜1.8万円 |
| 保険料(生命・医療など) | 6〜8% | 1.8〜2.4万円 |
| 食費 | 18〜22% | 5.4〜6.6万円 |
| 日用品・雑費 | 5〜7% | 1.5〜2.1万円 |
| 教育・子ども費 | 8〜12% | 2.4〜3.6万円 |
| 貯金・予備費 | 8〜12% | 2.4〜3.6万円 |
4人家族になると、どうしても光熱費・食費・教育費の割合が上がります。 そのぶん、通信費やサブスク、保険など見直しやすい項目で調整していくのがポイントです。どこを減らすかよりも、どこを工夫すれば無理なく回せるかを考えるとストレスなく続けられます。
独身(手取り20万円)の理想的な固定費バランス
| 項目 | 理想割合 | 金額の目安 |
|---|---|---|
| 住居費(家賃・住宅ローン) | 25〜30% | 5〜6万円 |
| 光熱費(水道・電気・ガス) | 5〜7% | 1〜1.4万円 |
| 通信費(スマホ・ネット) | 3〜5% | 0.6〜1万円 |
| 保険料(生命・医療など) | 3〜5% | 0.6〜1万円 |
| 食費 | 15〜20% | 3〜4万円 |
| 日用品・雑費 | 5%前後 | 1万円 |
| 趣味・娯楽費 | 5〜10% | 1〜2万円 |
| 貯金・予備費 | 10〜15% | 2〜3万円 |
独身の場合は家族がいない分、固定費の割合が低く、趣味や自己投資に回せる余裕があります。
ここで大切なのは、支出がどのくらい固定費に偏っているかを知り、無理なく貯金やクレカ管理に回せるお金を確保することです。
1か月分の生活費が貯まったら、脱出はすぐそこ!
手元に残った現金が、約1か月分の生活費ほど貯まったらもう大丈夫。
その現金を翌月のクレカ支払い用として現金管理して分けておけば、
給料が入ってもクレカの支払いで現金がゼロになる…という流れを断ち切ることができます。
いきなり完璧を目指さなくてOK
現金を貯める余裕なんてない…と思う人もいるかもしれません。
私も最初はそうでした。
大事なのは、いきなり完璧を目指さないこと。1ヶ月分の現金を手元に残すのに3ヶ月、6か月、1年とかかるかもしれませんが、それでも現金が手元に残るようになった。それだけで家計見直し大成功です!まずは1,000円、次に5,000円…と少しずつ現金を残す練習をしていけば大丈夫です。
小さくても残せた!という成功を積み重ねるうちに、自然とお金の管理力が身についていきます。
そして気づいたときには、クレカに頼りすぎないお金の流れができているはずです!
まとめ クレカ沼は見える化で抜け出せる
クレカ沼を脱出するために必要なのは、我慢ではなく見える化。
自分の収入と支出のバランスを知り、少しずつ現金を手元に残していくこと。そうすれば、もうクレカの支払いに追われる生活から抜け出せます。
今日から少しだけお金の流れを見直してみませんか?

これからもお得を楽しみながら、ムリなく家計を整えるヒントをお届けします♪



